長野県 恵夢住宅設計室 宮内様
私、秋田を知るようになったキッカケはなんですか?
宮内様:
10年前に作ったホームページが反応ゼロだったので、見直そうと思っていて、秋田県のリフォーム会社で、こまち住宅の山本直之さんという知人に、「どこで作ったの?」と聴いたら、ホームページ制作の岩波久雄さんを紹介されました。
自分のは、山本さんのように作れるか心配でしたが、山本さんは「岩波さんに任せておけば大丈夫だよ」と言ってくれました。
その後、岩波さんと進める中で、プロフィールを作るには、モエル塾の木戸と一緒に作るのか?プロフィールライターの秋田さんに依頼するのか?どちらにするのか、聴かれました。
岩波さんは、「宮内さんが自分をさらけ出せる方を選んだ方がいいですよ」と言われたので、木戸さんだと固くなるので、秋田さんにお願いすることにしました。

「宮内さんが自分をさらけ出せる方を選んだ方がいいですよ」と言われたので。
なぜ、ホームページをリニューアルしようと思ったのですか?
宮内様:
集客のために作っていたチラシとホームページの整合性をもたせたいと思っていたのですが、どのように作ればいいのか?構想がなかったんです。
ただ、小さな会社なので、お客さんと1対1の仕事をしたい、そのためには、「自分をさらけ出す必要がある、自分を売る必要がある」と思っていたのです。
ただ、多くの会社のホームページは、家の写真や価格ばかりで、なんか違うなと。
相談したこまち住宅の山本さんのプロフィールを読んだとき、「これだ!」と思いましたね。山本さんが書いていないけど、山本さんが書いたような感じがして、飾った言葉がないので、「この方法はいいな」と思ったのです。
最初は、秋田さんの文章の力だと思ったのですが、後で一緒に仕事をしてみて、人のことを聴き出す力がものすごく大きいということが、わかりました。自分のすべてを引き出してくれましたね。

自分をすべて引き出してくれましたね。
リニューアルするまで、どんなことが気になっていましたか?
宮内様:
創業時は、「とりあえずあればいいな」と思って、広告屋さんに100%お任せで作ってもらっていたんですね。その後、チラシ1本で集客して、知名度も上がってきました。
そうしたときに、「自分がどういう人間かを知ってもらうのは、どこか?」と考えたときに、「ホームページだな」と。しかも、チラシを読んだ人が、宮内信彦ってどんな人か知るために見るのも、ホームページだなと。それで、チラシとホームページの整合性が必要だと思うようになったんです。
ところが、創業時に、かたちだけ作ったものなので、作ったことを忘れるくらいのホームページなので(笑)、それを見て「いい加減な人だな」と思われるのがいやだったのです。
わたしが入っている塾の塾長からも、まず自分のことをわかってもらい、自分を選んでくれた人と仕事をするのが理想だと教わり、「どうしたら、より自分のことを知ってもらえるのか?」と思っていたところだったんです。

「どうしたら、より自分のことを 知ってもらえるのか?」
私に依頼するまでに、迷ったことや躊躇したことは、なんですか?
宮内様:
すでにプロフィールを作っていた、山本さんや長野の山岸さんから、「任せておけばいい」と言われていたので、100%信用していました。
ホームページ作成の岩波さんからも、「フレンドリーで、引き出し上手ですよ」と言っていただいたので、迷いはなかったです(笑)。
ただ、インタビューを受けて、「自分がしゃべれるのか?しゃべることがあるのか?」それだけが心配でした。

「任せておけばいい」と言われていたので、
100%信用していました。
私に頼む上で、決め手となったことはなんですか?
宮内様:
さきほども言いましたが、山本さん、山岸さん、岩波さんの3人から、「大丈夫だから。」と言われたことです。
ただ、インタビューを受けて、「自分は答えられるかな?」という心配はありました。
正直、「会ったこともない人に、素直に自分をさらけ出せるのかな?」と。「自分が構えちゃうんじゃないか?ここまでしゃべっていいのか?」とブレーキを踏むんじゃないかと。
最初に、わたしが行ったお客様インタビューの音声をもとに、秋田さんにレクチャーを事前にやっていただいたとき、気持ちよくしゃべれたので、プロフィールの一回目のインタビューも不安はなかったですね。
すでに、バリアが取れて、しかも、秋田さんの質問の仕方が、わたしにすごく興味を持っていただいていたので、しゃべりやすかったです(笑)。

わたしにすごく興味を持っていただいていたので、しゃべりやすかったです(笑)。
今回のリニューアルの中で、印象に残っていることはなんですか?
宮内様:
プロフィールのインタビューの一回目で、自分を取り乱し、涙したことです。
でも、ためていたものを出せてよかった。しゃべり切れた感じです。ためていたものが取れて、素直にしゃべれるようになりました。
自分をさらけ出せてよかったです。今まで、誰にも言えないことを抱え込んでいて、正直、親や兄を恨んでいた。それが、逆に、自分が反省して、最後には、自分に勇気がなかったことに気づけたことが、大きかったですね。そのことで、気持ちの持ち方が、変わりました。
しゃべり終えた今、ためていたものをしゃべり切った、という感じです。そして、「自分はこういうことを考えていたんだ」ということを、自分の言葉で納得し、自分で検証できたことが大きいですね。

ためていたものを出せてよかった。
しゃべり切れた感じです。
今回、一番よかったことはなんですか?
宮内様:
好きでもない仕事に足を踏み入れたと思っていましたが、「そうじゃないんだ」という自分の気持ちに気が付けました。
なにより、自分の心を整理できました。
「自分は犠牲者だ、兄貴に振り回されてきた」と思っていたけど、兄は、勇気を持って、言うことを言っていた。自分の方が、伝えたいことを伝えないので、勇気がなかったことに気づけました。
そこから、【勇気】という使命が見つかったことが、大きな指針となりました。

自分の気持ちに気が付けました。
ご家族の方はなんと言ってましたか?
宮内様:
家内は、兄のことについて、あそこまで出したことに、びっくりしていましたが、「最後はいやな感じはしない」と言っていました。
プロフィールを読み終わって、「あったかい感じが残るね。」と言ってました。

読み終わって「あったかい感じが残るね。」と、
言ってました。
最後に、今あらためて、どんなお気持ちですか?
宮内様:
50歳にして、自分に出会えたという感じです。自分では気づけなかった自分に気づけた感動です。
だから、毎日、朝会社に行ったらまずパソコンを開いて、自分のプロフィールを読みます。毎日毎日感じることが、ちがうんですね。そして、自分が進む道をいつも示してくれます。
あと、父が亡くなる前に、プロフィールが完成して、父の耳元で聴かせることができたこと、うれしかったです。もう半分意識もないような状態でしたが、聴いてくれました。「とうちゃん、ここまで来たからね」と伝えられたことが、なによりでした。
プロフィールを書いたことで、父が亡くなったあとも、なにかあるときは、「とうちゃんならこういうときどうする?」と会話するようになったんですね。生きているときは、そんな会話しなかったのに(笑)。
不思議ですよね。
父にそう問いかけることで、心も自然と落ち着くんですよね。
そんな不思議な力を与えてくれる、宝物ですね。
秋田:
宮内さん、今日はお忙しいところ、ありがとうございます。
宮内さんとは、長野と埼玉ということもあり、ホームページが完成してから実際にお会いしたんですよね。スカイプを通して毎週お話することが、なんか昔から知っている友だちっていう感じでした。
宮内さんのホームページを作ることで、わたしの中で大きな自信になったんですね。そういう意味でも、宮内さんには、感謝してもしきれない気持ちです。
もっと、宮内さんのように悩んでいる方のお役に立ちたいと強く想いました。
ありがとうございます。

不思議な力を与えてくれる、宝物ですね。