おはようございます^^)

毎朝、野鳥の動画を撮っていると、
鳥の鳴き声に、いやされるようになった

秋田俊弥(あきたとしや)です^^)/


鳴き声がなんの鳥かわからないのが残念。
鳴き声辞典があると、うれしいですね^^




さて、今日は、、、

「親父のことを思うと、イライラする」
と不満気に話していた三代目経営者が、

「親父の気持ち、まったくわかってなかった」
と気づくことで、仕事も上手くいくように
なったお話をします。


「もしかしたら、自分も…」と感じて、
今までとちがう一歩を踏み出し、
売上アップにつながるきっかけになったら、

めちゃくちゃ、うれしいです^^)



A社長は、工務店の三代目経営者。

もともと、お父さんの会社を継ぐ
気持ちはなかったそうです。


では、
二代目のお父さんはというと、、、

祖父の会社を継ぐつもりがなく
製薬会社の営業マンでした。


ところが、
お父さんが30代のとき
交通事故でむち打ちで入院。


その後、完治せず、
営業の仕事をできなくなり会社を退職。
仕方なく、祖父の会社に入ります。


お父さんは、
建築の勉強したわけでもなく
しかも、人一倍不器用な人。


毎日勉強しても、
二級建築士の試験に落ちる。


大工仕事をしても、
あとで大工さんが最初からやり直す。


そのうち、祖父が亡くなり、
1人で工務店を切り盛り。


不慣れな仕事に加え、
子ども3人と奥さんを
養っていかないといけない。


イライラと不安の中で、
毎日仕事漬け。


そんな中で、
Aさんが中学のときに反抗期。


忙しい中、
お父さんが家族旅行を計画しても
Aさんは「行かない!」と言う。


お父さんは「来なあかん!」と
無理やり連れていく。


Aさんが高校生になると
さらに反抗期がエスカレート。
家に帰らず友達の家をわたり歩く。


お父さんが「おまえ、テストどうせ
アカンかったやろ?」と言うと、

Aさんも
「うるさいわ。ほっとけやぁ~」
とケンカの日々。


ギターに夢中でバンドに明け暮れた
高校生活。

その後の目標があったわけでは
ありません。


高校卒業後、就職もせず
アルバイトをしながら、
なんとなく生活をしています。


友人から
「このままでええんか?」と言われ、
とりあえず職につくことを考えます。


しゃべるのが得意ではないので、
黙々とできる大工がいいかもと思います。


父親に「大工になりたいんだけど」と言うと
「おまえにできるんか?
とりあえず、やったらええわ」と言われます。


父親の言い方にカツンと来ましたが
ほかに当てがないので仕方なしに働く。


8年間、
お父さんはなにも教えてくれないので
自分で本を買って勉強しました。


家を組み立てる練習として
端材を使って、模型を作りました。


すると、お父さんはひと言。

「しょーもないもん作って!邪魔になる!」


「こんな親父のところでやってられるか!」
と思っていたら、阪神淡路大震災。


神戸に大工仕事のお手伝いで
家を飛び出します。


「あんたらが、ワシらの街を直してくれるんや、
もっと胸を張れ!」 予期せぬ掛け声にびっくり。

「人によろこばれることが、
こんなにもうれしいものなのか」
と人によろこばれる喜びを体験します。


神戸の街の復興が進んできたころ
お母さんから電話が入りました。

「お父さん、入院するねんけど」


「じゃあ手伝おうか」といった気持ちで、
帰ることにしました。


ところが、お父さんは
力仕事もできない状態でした。


見舞いに行った病室で、
お父さんにこう言われます。

「お前に工務店は譲るから、
社長になってあとはやってくれ」


「正直、自分が社長になって、仕事取れるんか?」
と、強烈な不安におそわれます。

「しゃべるの嫌だから大工さんになったのに…」


仕事は取れず、なにをしていいかわからない。
家に帰ったら小さな子もいる。
神戸から帰ってきてから半年、ずっとストレス。


41歳のとき、健康診断で血便が出て
再検査をしました。


大したことないやろう、
という気持ちで病院に行きました。


先生から「大腸ガンです」と言われた瞬間、
頭のてっぺんから血の気が引いていきました。


そんなとき、体調がよくないお父さん
が見舞いに来てくれました。

「おれが、代わってやれたらなぁ」


Aさんは、「ふーん」と冷めた気持ちでした。

「今まで一回もそんなこと言わへんのに、
なに急に言ってんねん」


奥さんは、パートに出て淡々と仕事をこなす。
Aさんが落ち込んでへこんでいる姿を見ても、
奥さんは、何も言いません。


先生から「癌の初期です」と聞いたとき
ふうっ〜と肩の力が抜けます


その瞬間、急にあたたかい涙が出てきました。

一人で不安を抱えていた自分を
微笑ましく思えたそうです。


気持ちが落ち着いてきたとき、
奥さんに、こう聞きました。

「あのとき、なぜなにも言わないで
いてくれたの?」


すると奥さんはこう答えました。

「私も一緒に落ち込んでも仕方ないでしょ。
子供も小さいし、家事もこなさないと。
二人で落ち込んだら子供に影響するでしょ」


その言葉で
奥さんが自分のことを信じてくれたことが
とてもうれしいと思えたそうです。


人を信じることの大切さを
痛感したそうです。


それで、自分のことも信じよう!
と思えたそうです。


それから数年後
長い間、病気を患っていた
お父さんが亡くなります。


その時、やっとお父さんの気持ちが
わかったそうです。


「おとっつぁん
慣れない仕事をがんばってきたことを
分からずに不満ばっかりで、ごめんな。

『もっと、おれのことを信じてくれたら』
と 自分のことばかり考えていたわ。

おとっつぁんの気持ち、
少しでも分かれたらなぁと後悔している」


この想いをスト―リーにして
ホームページに載せたり、
既存のお客さんに配ったりしました。


すると、ホームページを見たお客さんが
「夫婦仲がいいですねぇ」とか
「お父さんのお話、わたしも同じです」

と共感してくれて、問合せが増えました。


既存のお客さんもからも
このような声をもらいました。

「やっぱり、信頼できる方と
長いお付き合いをしたいと思いました」

「何でも、『良いですよ、良いですよ』って
すべて受けとめてくれるのがうれしかった」

「Aさんのように親戚みたいに
付き合えるところの方が、
絶対、あとあと安心やなと思った」


お父さんから引き継いで
社長になったときは
売上が4,000万円まで落ちました。


ところが、
問合せが増えたことで、
今は売上が1億円まで増えました。



このお話から
わたしが伝えたいことは、、、、、

自分のことを
正直にお客さんに伝えることの大事さ。


お客さんの気持ちを
勇気を持って聞くことの大事さ。


ここに、
自分とお客さんが深く交わり
売上アップする秘密がある

と思っています。



◆今日のポイント


勇気を持って、
自分のことを伝えて行こう!