こんにちは^^)

札幌の地元で後ろの人が「ここ、何中学校?」
という話に思わず耳をダンボにしてしまった

秋田俊弥(あきたとしや)です(><)


「ここは大泉洋の母校、真駒内中学校
ですよ!」と言いたくなったのを我慢しました。


大泉洋は、
真駒内中学校の後輩なんです(笑)



父は94歳。
6月から10月は札幌に帰る生活をして
いますが、今回が最後かもしれないと
思い、わたしも7年ぶりに帰りました。


あらためて、
わたしにとっても「父親」とは何か?を
徒然なるままに考えてみたいと思います。


昨日、今日と、
札幌の両親と妹夫婦、私のカミさんの
6人で定山渓温泉に行ってきました。


目的は、山奥に入り、キノコを採ること。


北海道も気温が高く、
キノコの季節ではありませんでしたが、
ありました(^^)/


父も連れて行った甲斐があり、
よろこんでしました(#^^#)


わたしにとって、
父とのことで一番印象に残っているのは
大学1年夏休みのことです。


札幌の高校を卒業し、
札幌を離れたくて、東京の大学に行きました。


大学に入るも、
東京の環境になじめず、
また、無性に本を読みたい欲求で
ほとんど大学には行きませんでした。


人とも交わらず、
世間は敵だとなぜか考え、
本ばかり読んでいました。


今思うと、
かなり思い詰めていたと思います。


そこで、
大学1年の夏休み、親元に帰ったとき
「おれ、大学やめるわ」と言いました。


せっかく入った大学、私が希望した大学を
やめると言うと、父に怒られると思いました。


ところが、父は、

「おまえ、疲れてるんじゃないか?
少し休んだらいい」

と言ったのです。


父のひと言で、
一人でがむしゃらに頑張ることから
降りることができました。


もし、
父のひと言がなかったら、
自分の人生はどうなっていただろう
と思います。


このとき、
わたしの中で

「人間にとって家族はベースだ」

という確信ができました。


時はすぎ、
今年の4月、父から本を注文してほしい
という電話がありました。

『80歳からでも間に合う認知症が
みるみる遠ざかる食べ方大全』


父には
「もう94歳から、この本読んでも
遅いんじゃない」と言いました(笑)


父曰く、
「おれも大分認知症になってきた」と。


わたしも、
初めて認知症のことを調べるようになりました。


見つけたのが、この本。
自ら認知症になった体験を書いた医者の本。

『ボクはやった認知症のことがわかった』


この本ではこのようなことが書いてありました。

認知症は、ずっと認知症であるのではない。
朝を起きたときは、記憶があるのに、
夕方になると、突然記憶がなくなる。


この話を父にすると、
父はよろこんでこのように話しました。

「夕方になると、
急にお母さんの顔を見ると
この人誰?となるときがある」


このギャップが、
認知症の人を不安にさせるのだなぁ
と感じました。


そして、
昨日、定山渓温泉に泊まったときのことです。


父は足がわるいので、
貸し切り風呂を予約しました。


わたしが付きそうということになり
父と二人で温泉に入りました。


父は、ぬるめのお湯に
「気持ちいいなぁ」と連呼して、
なかなか湯船から上がりません。


湯船から上がり、
初めて、父の体を洗いました。


びっくりしたのは、
腕、足など筋肉がついていないので、
プルンプルン。


これでは、歩くのがしんどいなぁと。


お風呂から出ると、
父は、母や妹に
「俊弥が、体を洗ってくれた」
とうれしそうに話しました。


大学1年の時、
父のひと言で救われたわたしですが
やっと94歳の父にやっと親孝行できたな
と想いました。


わたしが親孝行できるように
94歳まで生きてくれた父に感謝です。




◆信頼される人になるための「生き方」のポイント


自分にとって「親」とは何か?考えてみよう!



<今日の参考文献>
長谷川和夫
『ボクはやった認知症のことがわかった』
(KADOKAWA)

認知症の人が何を感じ、何を考えているか
教えてくれる本です^^)